先日、考古学会の巨人、石野信博先生と久しぶりにお話する機会があった。
先生は、畿内説の大家、小生は九州説の書生だが、実にフランクにお話してくださる。人間の幅が広いのである。
様々、話をさせていただいたが、纏向遺跡の発掘の話になって驚いたことがある。
この大和の国揺籃の地、いわば日本国の聖地というべき遺跡の発掘に予算がほとんどついていないのだという。
一般の寄付を募って細々と発掘が続けられているのだそうだ。
片や佐賀の吉野ヶ里遺跡は、全面発掘して建物が100ほども再現されている。
なぜか国交省の予算が入っているらしい。
一体文化行政はどうなっているのだろうか?
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