拙著『よみがえる神武天皇』では、日本書紀を春秋2倍暦仮説で読み解くことで紀年を正し、その年表(新紀年表)に考古学の成果を重ねていくことで、大和の国が成立する姿を描きだした。
しかし残念ながら(当然でもあるが)依然として古代史学会や歴史教育では私が「土器と墓と卑弥呼」の古代史と呼ぶ状況が続いている。
今回まさにタイムリーというべきか、角川文化振興財団から古代史シンポジウム「発見、検証、日本の古代」という昨年開催されたシンポジウムをまとめた本が出版された。
内容を見てみると、基本は2本柱で「魏志倭人伝」の解釈の深化と考古学の成果を基にし、その柱の上に古代史像を但み立てようとしている、まさに「土器と墓と卑弥呼」の古代史である。
よい機会であるから、この場所でこの本の内容を採り上げ徹底的な批判を加えてみようと思う。
乞う、ご期待!!!
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