秋篠宮眞子様の婚約報道が流れ、お祝いの声がテレビやネットで多数流れている。おめでたいことである。
しかし、この報道と同時に議論がまた盛り上がってきているのが、女性宮家ないし、皇位の継承の問題だ。
今の皇室には今上陛下の直系の孫の世代としては男子は悠仁親王殿下のみで、内親王(天皇の直系で2親等以内の女性皇族)は愛子様と眞子様、佳子様しかおられない。よくぞ悠仁様がお生まれになったと言えるが、男系で繁いてきた皇室の歴史の前途に大きな不安があることは事実である。
そこで、女性宮家を創設しよう、という議論が出てくるわけだが、この意見は女系天皇を認めるという意味となる。女性天皇と女系天皇という紛らわしい言葉があり混乱する人もいると思う。女性天皇とは、まさに女性の天皇ということで、歴史上も推古天皇や持統天皇など8人の女性天皇は存在している。 これに対して女系天皇とは何かという問題だが、これは父の父の父の父の…と父の祖先をたどっても、初代神武天皇に至らない、どこかで母系を遡らないと初代に行きつかないケースの天皇という意味になる。
もし、現皇太子の後に愛子内親王が天皇となられた場合、これは(当然)女性天皇ではあるが女系天皇ではない。父をたどれば初代にたどり着くからである。ところが、そこで愛子内親王が今回の眞子様のように民間の男性と結婚されて男の子が生まれた場合、この親王は父方をさかのぼっても神武天皇には行きつかない。もしこの親王が天皇となった時は、これは男性天皇だが女系天皇になるのである。
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