2017年6月22日木曜日

統合作戦の展開 2

 これについては、アメリカの作戦要旨が実は公開されている。 それによると、米中間の緊張が高まった段階でアメリカの空母や戦艦、、戦闘機などは一旦中国本土からなるべく離れる退避行動をとることになっているという。すなわち、開戦直後に予想される双方からのミサイルの打ち合いでなるべく損傷を受けないためである。

 そして、ミサイル攻撃によってアメリカは中国のレーダーやGPS衛星などの「目」や、主要な攻撃設備をたたいて、攻撃力を低下させた上で、空母や戦闘機を使ってより近接した攻撃で細部を攻略していくというシナリオである。

 では、アメリカ軍が一旦退避している間、日本はどうなるのか?

 日本はご承知の通り、中国大陸に攻撃を加える様な装備を持っていない。すなわち、米中開戦となれば、アメリカの同盟国として中国のミサイル攻撃にさらされることも可能性としてあるが、その場合、一方的に「殴られっ放し」の状態に陥るのである。

 自衛隊の立派な装備も残念ながら大量のミサイルの同時攻撃を受ければすべて簡単に鉄クズとなってしまうのである。

 攻撃力を持たない専守防衛とはやはり後ろに大きな「親分」がいなければ成り立たない話なのである。


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