日本中がオリンピックのメダルラッシュにわいているが、今日の400mリレーの銀メダルは、なんとも格別だ。大いに祝いたい。
誰も9秒台の記録がなく、100m決勝に残れなかった4人がチームワークで2位に入った。いかにも日本らしい力の出し方だ。しかもトップがジャマイカで、3位アメリカ(結局失格)を抑えての2位である。
カールルイスはスーパースターだったが、ぞのずっと前からアメリカは陸上王国で、私の若いころは大人と子供のような印象、とても短距離で勝つなど想像もできなかった。「勝てるわけない」というあきらめも選手にも最初からあったように思う。
それが今日の選手たちを見ると、実に明るく、プレッシャーをエネルギーに変えてしまっている印象を受けた。それだけの精神力を身に着けてきたのだろう。新しい形の大和魂かもしれない。
何回か前のオリンピックで、ソフトボールの上野由紀子さんの熱投を見て、彼女にこそ大和魂という言葉がふさわしい、と思った。それに引き換え日本の男は、という気持ちがあったが、今日は新しいスタートの日だという思いを持っている。
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