拙著「よみがえる神武天皇」では、大和の国が大和盆地から日本全体へ勢力を拡大したのは、「稲作と神道」がセットになった「大和国システム」の力によるものとの仮説を立てた。
この本を書いている段階で、神道と米作りについては相当関係が強いだろうなというややボンヤリした見通しを持って取り組んでいたのであるが、もっと神道を知らねばならないとの思いは持っていた。
最近ちょっとしたご縁から神道の真ん中にいるような方と知り合いになることができ、話をうかがっている。
そのお話を聞いて、改めて驚いたが、神道と稲作は関係がある、というようなものではなく、ほとんど一体となったものであるようだ。
新嘗(にいなめ)祭はよく知られているが、実は毎月の月例祭、あるいは毎日の儀式も基本は同じで、神に稲を始めとする五穀を進め、自らもこれを食するのである。神道=稲作と一体のものと考えてもいいぐらいの関係なのである。
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